看護部
看護部の理念
私たち看護職員は、患者様の人格を尊重し個々のニーズに応じた質の高い看護を提供できるよう努力します。
「循環器が大好き」と言える、また「救急患者様は断らない」を合言葉にチームワークを大切にしています。
「救急患者様は断らない」という意識で、
医師、他の職員と協力して救急患者様をお受けしています。
心臓疾患の専門看護師として、
誇りを持って働ける環境作りと院内教育を実施、努力しています。
理学療法士と協力し、患者様、家族様のニーズに答えるよう、
ベッド上から心臓リハビリ、呼吸リハビリを実施しています。
外来の紹介
外来診療科
内科・循環器科・心臓血管外科・外科・麻酔科
専門外来ではペ-スメ-カ-、PTCA、不整脈、神経内科、乳腺甲状腺
2007年度外来状況
延べ外来患者数:62,666名
1日平均外来患者数:222名
新規来院患者数:5,548 名
患者紹介率:60%
外来の体制
職員数:看護師9名、診療秘書9名、診療予約窓口1名の合計19名である。
特色
当院の外来は、循環器疾患及び心臓血管系の疾患が患者様の過半数を占めています。
社会生活を過ごす過程では、慢性期から急性期疾患へと移行することもあり早期発見、早期治療に向けて外来で行える検査を実施し重症化しないようにケアを行います。
また、糖尿病、高脂血症、高血圧症、といった合併疾患を患っている患者も多く、継続した自己管理が必要なため自己血糖測定の導入指導や管理栄養士による栄養指導なども行っています。外来診療では、診察前の問診において、自覚症状 他覚症状を総合的に判定し医師による指示のもとに、臨床検査(心電図、レントゲン)を行います。
心電図所見では、受診患者様の症状と比較しながら、基本的な波形か救急を要する波形なのかを見きわめ、教科書上だけではなく、生の声を聞きながら知識を深める一歩となります。日々新しい治療方法が、確立されて看護師として専門知識を取得しながら外来診療という限られた時間の中で患者のニ-ドに添えるよう努力しています。
手術室の紹介
ルーム
2室
看護体制
日勤…早出・遅出あり
土日祝、年末年始はオンコール
特色
心臓血管外科、一般外科の手術が主です
心臓血管外科
心臓外科の手術は4回~5回/週、行われています。
年間約180例の開心術、大血管手術を行っています。開心術では、弁置換・弁形成・左室形成術・CABGが主です。大血管は、解離性を含め、大動脈瘤の胸部・腹部あらゆる部位の人工血管置換術を行っています。それ以外にLVAD装着・末梢血管手術やペースメーカー植込み手術、ICD植込み手術も行われています。救急の患者様の緊急手術も受け入れており、オンコールにて対応しています。
一般外科
主に、ヘルニア・ラパタン・胃切除術などです。手術は1回/週 程度ですが、心臓疾患を合併している患者様が多く、S-Gカテーテルをモニターしながら行うこともあります。PEG(胃漏造切術)の件数も最近増えてきています。またそれ以外に、外来の患者様の日帰り小外科手術も行っています。
チームワーク
手術室は現在スタッフ4人で、一日一例~二例の全麻・局麻の手術に対応しています。診療科が限られているため、早くから開心術の直接介助に付けるようトレーニングを積んでいきます。人数が少ない分、外科医、麻酔科医、ME、そしてNsと一丸となって、毎日の手術にあたっています。また緊急時もすばやく対応し、患者様の命を一刻も早く救うようチームワークを発揮し、心地よい緊張感の中で働いています。
6階病棟(心臓・血管センター)の紹介
病床数
26床(内、ICU8床、CCU9床)
看護体制
2交替5人 夜勤体制受け持ちとチームナーシング
特色
6階病棟は集中治療病床(ICU/CCU)9床を含む26床あり、主に循環器疾患の患者の治療・管理を行っています。集中治療病床以外の17床は集中治療を終え一般病床へ移る前の中間的な治療管理を行っている症例や通常の入院患者も収容されています。また同じフロアには救急外来があり、「救急はいつでも受け入れましょう」をモットーとして24時間3次救急に対応しています。
集中治療病床(ICU/CCU)について
集中治療救急室(ICU/CCU)の役割と収容患者
ICUの役割は、院内で発生した重症患者や救急外来に搬送されてきた重症患者を収容し、救命をめざして、24時間を通じた厳密な観察のもとに、呼吸・循環管理をはじめ中枢神経障害の治療や代謝栄養管理などを強力かつ集中的に行うことにあります。内科や外科などといった科別や疾患別でなく重症度によって選別するので、あらゆる科の患者が対象となります。具体的には次のような患者が対象となります。
心臓血管外科
成人の患者を対象に治療・管理しています。冠動脈バイパス術・弁膜症手術・大動脈外科手術・呼吸器外科手術を受けられ、特に呼吸循環の集中管理が必要な患者が入室されます。冠動脈バイパス術では多枝バイパス症例が多く、近年では人工心肺を使用しない方法も行われています。弁膜症手術では、僧帽弁形成術や大動脈弁輪を拡張する手術も行われています。さらに、急性大動脈解離などの急性期疾患の治療もICUで行っています。
内科
急性心筋梗塞、PTCA後などの冠動脈疾患患者など、循環器疾患の急性期の治療・管理を行っています。また、一般病棟では治療・管理が困難で、緊急で治療が必要となる重症の心不全・呼吸不全・肝不全・腎不全などの呼吸循環動態が不安定な患者様の治療も行います。
消化器外科
侵襲が大きい消化器外科手術の術後管理を行っています。また心・肺・肝・腎等の重要臓器に高度な合併症がある場合や、高度消化管出血や重症膵炎など呼吸・循環管理が必要とされる患者の管理も行っています。
看護体制の特徴
受け持ち看護制を基本として、より細かく個別性のある看護を提供できるよう日々努力しています。手術予定入室患者様に対しては、一般病棟の看護師と連絡を取りながら入室前訪問等を実施して患者とのコミュニケーションを図り、集中治療室という特殊な環境に少しでも適応してもらえるよう常に心掛けています。また、緊急入室の際にも患者様とそのご家族の身体的・精神的面を考慮しながら診療の補助および看護ケアーを行っています。
設備診断機器:生体情報管理監視装置/ポータブルX線撮影装置/腹部超音波診断装置/心臓超音波診断装置/血液ガス分析装置/心電図計
治療機器:人工呼吸器/経皮補助人工心臓装置/大動脈内バルーンパンピング装置/持続血液濾過透析装置/血液浄化装置/内視鏡装置(気管支鏡)/除細動装置
7階病棟(急性期病棟)の紹介
病床数
27床
看護体制
看護師2名夜勤体制(いづれ3名夜勤体制の方向)
受け持ちとチームナーシング
特色
「救急はいつでも受け入れましょう」の合言葉で頑張っています。
そのため2003年12月から当病棟が6階(ICU、CCUを含めた病棟)の準重症受け入れゾーンとして、位置づけられました。現在、症例は多岐にわたっており、忙しい中でも充実した看護の実践を努力しています。
症例は
1. 急性心筋梗塞、狭心症
解離性大動脈瘤(術前、術後、血圧コントロール目的など)
心不全、弁膜症(術前、術後)、CABG後など
2. 検査目的(心臓カテーテル、電気生理など)
3. 治療目的 PCI→経皮的冠動脈形成術
CA→経皮的電気焼灼術(カテーテルアブレーション)
ICD植え込み、両心室ペースメーカー植え込みなど
忙しい中でも充実した看護の実践を努力しています。
とりわけ、臥床患者様の肺合併症予防の取り組みをスタッフ全員で実践しています。(呼吸療法士の資格取得者も数人います)
カンフアレンスの充実
申し送りを廃止して朝、昼のカンフアレンスの充実を図っています。
その中で、患者様への早期離床への取り組みなど、統一したケアが提供できるよう、看護のレベルアップに向け日々努力中です。
急性期、慢性期と多岐に渡っておりそれぞれに応じた看護の実践は大変ですが元気に帰って行かれる患者様に励まされ、日々、皆で頑張っています。
3階・5階病棟(一般病棟)の紹介
病床数
3階病棟60床・5階病棟58床
看護体制
二交代制
看護師2名夜勤体制(看護師2名・看護助手1名)
受け持ちチームナーシング
特色
3階病棟・5階病棟は、一般病床で内科・循環器・心臓血管外科・外科の混合病棟です。入院を目的とする患者様は、カテーテル検査・治療、アブレーション、ICD・ペースメーカー植え込み目的で入院される患者様が多く、また低心機能で入退院を繰り返している患者様も少なくありません。救急病棟からは、心筋梗塞後、開胸術後(弁置換・CABG・動脈瘤など)心疾患を合併した外科手術後その他心疾患で急性期を脱して安定している患者様が転棟してくるシステムになっています。
看護面
患者様とのかかわり
私達の病棟は、回復期~退院に向けての看護が中心となるので早期に社会復帰出来るよう支援していく事が重要で指導の必要性を日々感じています。また最近は、心筋梗塞の発症年齢が若年化しており、その原因にはストレスや食生活などが大きな要因となっています。再梗塞予防には、疾患の理解と食生活などの生活面に触れた指導を行う事で疾患に対する意識づけができるのではないかと考え指導方をみなおしています。また、疾患に対する理解を得るには、パンフレットだけの指導では不充分であり、個別性を重視した自己管理ノートを作成し、ノートには病態や生活面での指導内容を記入して、退院後にも活用出来るような内容を入れ退院時に渡せるよう検討しています。
リハビリについて
心筋梗塞の患者様はAMIパス(3週間コース)でリハビリを行い心臓に負担なく安静度をアップしていきます。また高齢者の入院患者様も多く寝たきりにならないようADLの低下を予防できるよう歩行練習やトイレ歩行など日々のカンファレンスの中で計画を立てています。また少しでもADLを上げるようリハビリの方と連携をとり、病棟でのリハビリも同時に進めています。
当院の教育体制
当院における院内教育は、新採用者研修と継続教育の経年別研修、全職員対象の集合研修、院内研修制度。院内研究発表会が主になっています。
新採用者研修について
新採用者の教育体制は、プリセプタ―が指導の中心になっています。1年目の到達目標を達成できるように、チェックリストに基づいて指導、評価を行っています。プリセプタ―会議を3ヶ月ごとに行い、自己評価と指導に当たっているプリセプタ―や主任、師長の評価に基づき、指導の見直しや未経験項目の打ち出しを行い、1年を通しての指導を行っています。新採用者研修は、講義を医師が行う研修と看護師が行う研修との2つのコースがあります。また、心臓カテーテル検査やインターべーションの見学を行っています。医師が行う研修の1つは、4~5月にかけて週2回1時間程度勤務時間内に、講義の内容は、心電図の基礎、心エコー検査、心臓カテーテル検査・治療の基礎などの基礎編と心筋梗塞、拡張型心筋症、心不全、ペースメーカーなどの各論までを総合的におこなっています。もう1つの研修は、先輩看護師が行うもので講義の内容は、看護記録や医療安全教育などを行っています。
継続研修について
継続教育は、入職2年目以降の看護師を対象にメンバーシップ、チームリーダーの役割、リーダーシップ、プリセプタ―シップ、看護研究、院内感染予防対策についてなどの講義を行っています。この研修は、主任や師長が講師となり勤務時間内で対象となる看護師が参加し1時間程度行っています。
集合研修について
集合研修は、看護師だけでなく他の職員にも参加を呼びかけて全職員を対象に行っています。講師は、医師や臨床工学士や検査技師で内容は、心臓手術や透析、呼吸器の取り扱い、心エコー検査の見方などについて、循環器の専門的な内容になっています。
院内研修制度について
院内研修制度は、循環器の単科病院であるにもかかわらず、急性期病棟と慢性期病棟で医療内容が異なるため、急性期に必要な特殊機器などを慢性期病棟では経験することがありません。また、急性期看護で追われる中では、ゆっくり退院への指導ができなかったりする現状があります。そこで急性期、慢性期の病棟へ研修に行くことでそれぞれの特徴を学ぶことができます。この研修により、看護技術の向上をはかり、総合的な知識を深め、一貫性を持った看護を学ぶ事ができます。このような研修は、平成14年より行なってきました。急性期研修としては、ICU・CCU、手術室、カテ室。PCPSやIABPの見学、心臓外科手術におけるバイパス術や人工血管置換術手術・弁置換術の見学。慢性期研修としては、病棟や外来の胃カメラ室、エコー室、エルゴ室などで胃カメラ室での看護、心臓リハビリテーションにおけるCPX見学などがあります。研修後は、レポートの提出と報告反省を行っています。
院内研究発表会について
平成15年より年1回行なうようになりました。発表は看護科と他のコメヂィカルが各部署1演題以上で募集しています。第1回目より看護科、検査科、臨床工学士、放射線科が発表している。回を重ねるたびに研究内容も業務に即した身近にあることをテーマにしている内容が多くなっています。優秀演題については表彰を行なっています。
桜橋渡辺病院 褥瘡対策委員会の活動
褥瘡対策委員会は入院患者の褥瘡の予防、褥創発生時の適切な治療を目的として平成14年に発足しました。構成メンバー各診療科から医師1名 看護部師長1名 各病棟・外来・手術室より主任看護師薬剤部薬剤師1名 検査部 技師 総務課 1名であり毎月一回委員会を開催しています。
当初は委員会メンバーを予防チームと治療チームに分け活動していました。
予防 褥創予防の具体的方法を検討する、ケアの選択と具体的方法、使用用具の選択
治療 褥創各期における治療方法の検討、毎週1回各病棟の回診を行う。
現在では当院における予防、治療のマニュアルも完成し週一回の褥瘡回診も定期的に実施しています。また看護職員に対して褥瘡は「治療よりもまず予防」をスローガンとして勉強会を実施しています。
当院の褥瘡予防マットはウレタン性マット及び高機能耐圧分散マット「ビッグセル」を採用し、症例に応じ使用しています。
入院患者全症例に対しては、診療計画書を作成し必要に応じて体圧を測定し適切な予防対策を実施しています。
また、褥瘡発生ハイリスク群が大部分を占める集中治療室では全ての病床にウレタンマットを使用し初期からの予防に努めています。
委員会活動開始後、褥瘡発生は激減しておりまた発生した場合でも軽症であり、数回の回診で治癒するケースが大多数で委員会活動の成果を上げています。
桜橋渡辺病院 院内感染対策委員会の活動
院内感染の予防及び対策のため、発足しました。
委員会では、院内感染の予防に関すること。院内感染予防に係る情報の収集に関すること。院内感染源及び感染経路の調査に関すること。院内感染予防対策の確立に関すること。その他感染予防及び対策に関することについて、月一回定例の会議を持ち審議しています。
委員会は、病院長をはじめとして医師3名薬剤師1名、事務部長病棟および外来看護師長、検査部、ME科、放射線科手術室主任で構成されています。また委員会の下部組織としてインフェクションコントロールチーム、リンクナースをおき2ヶ月ごとに感染対策の目標を設定し全職員に啓蒙する等、実践的活動を行っています。
また平成16年10月からは医師、看護師による回診も開始、月一回各病棟のリストを用いた環境のチェック、抗生物質使用の状況を調査しています。
桜橋渡辺病院 認定看護師資格取得のための院内留学制度
当院では社団法人大阪府看護協会実施の「救急看護認定看護師資格」の取得を目指す看護師の方を支援するため、次のようなサポート制度を設けています。
尚、社団法人大阪府看護協会実施の「救急看護認定看護師資格取得」の教育課程は「期間は約1年」「週2~3日の講義・演習で、1ヶ月間の実習あり」となっております。
<桜橋渡辺病院 院内留学制度>
1.身分は常勤のままです。
2.給与については職務貢献給・職種手当・特殊勤務手当は5/7になります。
日当直・食事手当てはそのままです。また賞与の算定基準の職務貢献給も5/7になります。
3.休暇・休日は一般職員と同様ですが、夏期休暇のみ2日間になります。また週2~3日の講義出席と約1ヶ月の実習は、退職金計算上は出勤したものとみなします。
4.当教育課程の費用については、全て自己負担です。
5.認定看護師取得後、在職中は特別手当として1回に付き100,000円を年2回の賞与に加算して支給します。(5年を限度とする)
6.経営改善会議にて、当該看護師が将来、当病院の中核として他の職員へ指導・教育をすると認められ推薦を受けた場合は、上記第2項、及び第3項を適用せず給料も通常通り全額支給します。
スタッフ紹介
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看護部長 池田 敬子 |