メニュー
放射線科
放射線科について
放射線科では15名の診療放射線技師が、一般撮影、CT撮影、カテーテル業務、画像解析業務、健診業務を行っています。
導入装置として、一般撮影装置2台、TV透視撮影装置1台、MDCT2台、アンギオ装置3台、外科用イメージ1台、回診装置1台を有しています。
環境面においては、1999年、血管撮影装置のデジタル化を契機に、順次全てのX線装置のデジタル化を行い、被ばく線量の低減、現像廃液の撤廃を実現し、2008年には院内ネットワーク構築により、X線画像情報の一元管理、画像配信、完全フィルムレス化を実現しました。
CTにおいては、2006年に64列MDCT、2010年には256列MDCTを導入し、心臓を中心とした全CT検査数は、地域医療連携による他施設からの依頼も含め、延べ30,000件を超えております(2012年9月現在)。2011年には256列MDCTに被ばく線量低減システムを世界で初めて導入し、従来の1/5のX線量で検査を行うことが可能になりました。
また、放射線業務においては、2007年より新たに健診業務が加わり、さらに2009年には第3カテーテル室、2010年には第2CT室が増設されるなど、業務は年々拡大しております。
学術面においては、知識、技術の向上に努め、循環器領域の学会やセミナー等での研究発表、学術講演など精力的に行っております。
一般撮影・透視
一般撮影とは、みなさんが腹痛や足の痛みなどを訴えたときに撮影するX線写真のことです。
当院では主に胸部・腹部の一般撮影、重症患者さまの病棟ポータブル撮影、X線TV装置による胃や大腸のバリウム造影検査、手術室における外科用イメージ装置操作などを行っております。すべてデジタル化により、従来の約半分の量の被ばくでの検査が可能になりました。
より良い画像を提供するために私たちは日々努力をしておりますが、患者様のご理解とご協力がどうしても不可欠です。脱衣や着替え、撮影体位、呼吸停止などでご協力をお願いする事がありますので、よろしくお願い致します。また、妊娠中の方、または妊娠の可能性のある方は撮影の前に担当技師に一言お知らせください。

一般撮影装置 X線TV装置
■ 一般撮影装置 ■ X線TV装置
CT

CTとは?
CTとはComputed Tomographyの略で、日本語ではコンピュータ断層撮影といいます。X線を用いて身体の横断像(輪切り)の写真を撮影することができます。最近の装置では画像処理によって様々な方向からの断層像や3D画像を作成することができます。
CT検査の手順
① 1階のCT室前のイスにかけてお待ちください。順番になりましたらお呼びします。
② 検査衣に着替えていただきます。造影検査の場合は点滴ルートを確保します。
③ CT装置の寝台に仰向けで寝ていただきます。
  心臓検査の場合、心電図モニターを付けます。
④ 担当技師が患者様の位置を決め、検査が始まります。
⑤ 撮影中は身体を動かさないでください。また、検査によっては数回息止めを
  していただきます。スピーカーの音声に従って息止めをお願いします。
⑥ CT装置には患者様用のマイクがありますので、検査中でも操作している技師に
  話しかけることができます。何かあればすぐにお知らせください。
⑦ 以上で検査は終了です。検査にかかる時間は5分~15分程度です。
造影剤について
検査の目的によっては造影剤を使用することがあります。造影剤を使用することによって血管や病巣が判りやすくなり、より正確な診断が可能になります。
CTの造影剤はヨード造影剤で、腕の静脈から約100mlを注入します。このとき少し身体が熱く感じることがありますが、すぐに消失するので心配はありません。まれに副作用が生じる場合があります。
副作用の症状は、発疹、吐き気、かゆみのような軽症のものから、ショックに至る重症のものまで様々です。しかし、造影剤使用時には医師が患者様の状態を観察しており、副作用が生じたときにはすぐに適切な処置ができるようにしております。また、造影剤は腎臓から尿中に排泄されるため検査後は水分を多めに摂るようにしてください。
なお、以下の項目に当てはまる場合は、造影剤を慎重に投与する、もしくは使用しないで検査することもありますので検査前にお知らせください。

○ 以前に造影剤を使用して副作用を生じたことがある
○ アレルギーがある
○ 喘息がある
○ 腎臓の病気がある
○ 重症の心臓病、肝臓疾患、甲状腺疾患がある

当院では?
2006年5月に64列MDCT、2010年10月にはさらに256列MDCTが導入されました。これにより数週間の予約待ちであった心臓の検査が即日可能になり、心臓CT検査は2012年11月末の時点で18,000件に達しました。また、他院からの紹介率は40%を超えております。心臓CTの撮影および画像解析には高度な専門知識が必要であるため、特別に教育、訓練を受けた診療放射線技師と看護師が専属で従事しております。安心して検査をお受けください。なお検査についてご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフにお尋ねください。

CT CT画像
心臓カテーテル
当院では現在3台の血管撮影装置が設置されております。心臓カテーテル室では、医師、看護師、臨床工学技士、診療放射線技師がチームを組み、それぞれ専門分野の知識・技能を発揮して、狭心症や心筋梗塞に対する心臓冠動脈の治療や、腎動脈、下肢動脈などの末梢血管の治療、心房細動などの不整脈の検査・治療を行っております。
診療放射線技師は、血管撮影装置の制御、放射線被ばく管理はもとより、手技中の画像配信や画像解析、データ管理などX線画像に関する業務全般を担当しております。また血管内エコー(IVUS)、近赤外線を用いた光干渉断層撮影(OCT)の操作および解析も診療放射線技師が担当する重要な業務です。

血管撮影装置 右冠動脈 左冠動脈
■ 血管撮影装置 ■ 右冠動脈 ■ 左冠動脈
検診
2007年7月より、大阪駅前第3ビル診療所にて健診業務を担当しております。業務内容としては、胸部撮影と胃部X線撮影および骨塩定量(MD法)です。健診についてはメディチェックサービスにお問い合わせください。
放射線被ばくについて
放射線には自然放射線と人工放射線の2種類があります。自然放射線とは、われわれが日常生活において宇宙や地面から被ばくする放射線のことで、年間約2.4mSvの放射線を受けています。人工放射線とは、病院の検査や治療に使われる放射線、工業や原子力発電所に伴う放射線のことを言います。
上記のことを踏まえて、みなさんが一度は撮影したことがある胸部X線撮影について考えてみましょう。病院で胸部X線撮影を1回行うと約0.1mSvの被ばくとなります。これを自然放射線と比較しても1回の被ばく量は微量です。また、人体が大量に放射線を受けて影響がある量は200mSvを超える量です。胸部の写真1枚が約0.1mSvですので、200mSvになるには約2000回撮影しなければなりません。このことからも、被ばくに対してあまり過敏に心配する必要はありません。
放射線検査は大切な検査で、患者様のいろいろな身体の情報を与えてくれます。被ばくというわずかな危険を避けるために、病気の診断・治療が遅れて取り返しのつかないことになってはなりません。放射線検査は病気の診断には欠かすことのできないもので、安全性もしっかり管理されておりますので、安心して検査を受けてください。ご不明な点などございましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。