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副院長のつぶやき
副院長 林 行雄
タイガースが負けない日々
2020年7月1日 つぶやき135
 経済活動の再開とともに新型コロナの感染者も増加してきました。おそらくは想定内の一つだと思われますが、温度が上がり感染が下火になるのではないかという楽観論が楽観論でしかなかったことが証明されてしまいました。理論的には一定数の人が抗体を持たないと感染は下火にならないと考えれれています。公表された抗体を持つ人の割合が想定よりはるかに少なかったことはまだまだ終わらないという厳しいメッセージであったように思います。言い換えればこれまで日本人は感染しないようにうまく立ち回ってきたとも言えますが、いつまでもというわけにもいきませんのでこれから経済活動といかにバランスをとっていくか、むつかしい駆け引きが続きそうです。

 そんな状況ですが、無観客とはいえプロ野球がようやく始まりました。例年であれば4月からタイガーズの結果に一喜一憂(実際は一喜二憂に近いですが)の日々が始まるのですが、今年は長く”タイガースの負けない日々”が三か月近く続きました。その反動か、盛り上がりに欠ける開幕ではありましたが、あれよあれよという間に勝てない日々が続きました。まだ開幕して一か月もたたないですが、贔屓目にみてもクライマックスシリーズがない今シーズンは早々に終わったな、来期に向けて若手主体でシーズンの勝率記録の更新を目指すのが”先見の明”というものかも、と思ってしまいます。昨シーズンもそうでしたが、打てない、点が取れない、ピッチャーは中盤まではふんばっているが根負けして終盤に大量失点、というVSOP (very special one pattern)の繰り返し。矢野監督の采配にも非難は上がっていますが、一番の戦犯はシーズンオフにしかるべき手を打てなかった編成部にあることは明白です。助っ人として呼んでくるのはいいですが、なんでこうも次々とポンコツばかり集めてくるのか、他球団の編成を見てもここまでの空振りは見事しか言いようがありません。私がまだ小学生のころからタイガーズの打つほうの助っ人で本当に助っ人だったなあと今でも覚えているのはバースとマートン、一歩譲ってカークランドくらい。まあ10年に一人くらいでしょうか。その程度の確率ならプロの目はいりませんよね。報酬はいらないから私に任せてもらいませんかねえ。おそらく虎キチは皆様同じ思いでしょう。ただし、投手のほうはまあまあかな、ですから投手部門はプロにお任せしますね。

 阪神タイガーズの親会社はご存じの通り阪急・阪神ホールディングスです。その株主総会は6月、例年ならちょうど開幕して3か月足らずでシーズンの動向が見えてくる時期です。必ず阪神タイガースについての質問が株主から出て、それがニュースになるいわば華のある株主総会です。今年は静かな、ニュースにもならない総会だったようですが、今の成績で株主総会があったら結構荒れるでしょうし、一度は向学のため出席したいと思っていました。もちろん私は出席資格あります。10年来の株主です。ただ、もともとは阪急電車の株主だったんですが、阪神を吸収合併したため出席資格を得たものです。総会は通常平日の昼間ですので大阪で開かれるにもかかわらず、今までは出席したことはありませんが、これは引退後の楽しみとして、当面株の売却は頭にありません。

 これだけ醜いチーム編成をされ、編成スタッフにどれほどのお咎めがあるのでしょうか。選手は成績がすべてです。それで来年度の雇用の有無と年棒にかかわりますので必死にならざるを得ない。編成部も同等とは言いませんが、少なからずいくらかは結果に相関させないと必死にならないはずです。そこで株主提案です。阪神タイガースのスタッフの報酬は基本給を抑制して、連れてきた外人さんの成績に応じてインセンティブを追加というシステムにする、というのはどうでしょうか。私は法律は門外漢ですのでこんな雇用制度は労働***法に違反なのかもしれませんが、いつまでも放置していたら私が天国に召される前にタイガーズの優勝は見れないんじゃないか、という焦りがあります。星野さんが監督の時はこんな気持ちにはならなかったですが、10年ひと昔、今はいる影もありません。